- こうせい
- I
こうせい【公正】かたよりなく平等であること。 公平で正しいこと。 また, そのさま。
「~な裁決」「~な取引」「~を期する」
﹛派生﹜~さ(名)IIこうせい【厚情】〔「せい」は漢音。 「こうぜい」とも〕「こうじょう(厚情)」に同じ。 [日葡]IIIこうせい【厚生】生活を健康で豊かなものにすること。「~施設」
〔古くは為政者が人民の生活を豊かにする意〕IVこうせい【向勢】相対する二本の縦画が互いに外側へふくらむように向き合った書風。 「孔子廟堂碑」はその代表的なもの。⇔ 背勢Vこうせい【向性】(1)〔心〕〔version〕その人の興味や関心がどこに向けられているかということ。 主として他人や外界に向けられている場合(外向性)と, 自分自身に向けられている場合(内向性)とに分けられる。→ 外向性→ 内向性(2)固着生活をする動物のある部分が, 外界からの刺激に対して, 一定の方向に動くこと。 刺激の方向に向かう場合を正, 逆を負とする。 植物の場合は屈性といい, 特に, 正の屈性をさす。→ 屈性VIこうせい【坑井】石油・ガスなどの試掘や, 鉱山で鉱物の運搬・通風などのための小さい竪坑(タテコウ)。VIIこうせい【好晴】気持ちよく晴れわたること。 快晴。VIIIこうせい【孔聖】孔子の尊称。IXこうせい【後世】のちの時代。 のちの世。X「~に名を残す」
こうせい【後生】(1)あとから生まれてくる人。 あとから学ぶ人。 後輩。 後進。⇔ 先生(2)あとから生じること。→ ごしょう(後生)~畏(オソ)る可(ベ)し〔論語(子罕)〕後進の者は, 今後どのように向上・発展するかわからないのでおそれるに値する。XIこうせい【恒星】天球上の互いの位置をほとんど変えず, それ自体の重力により一塊となり, 光や熱などを放射している星。 星座をつくっている星や太陽はこれに当たる。→ 惑星XIIこうせい【拘制】行動などの自由を制限すること。XIII「人の自由を~する煩雑なる法令が/蜃中楼(柳浪)」
こうせい【控制】とらえて自由にさせないこと。XIVこうせい【攻勢】積極的にせめかかろうとするいきおい。 また, せめかかること。⇔ 守勢「~に転ずる」XVこうせい【曠世】世にもまれなこと。 希代。XVI「絶代の大作, ~の傑品/日本風景論(重昂)」
こうせい【更正】正しいものに改めること。XVIIこうせい【更生】(1)立ち直ること。 好ましくない精神状態や生活態度から, かつてのよい状態に戻ること。「~して社会復帰する」
(2)生きかえること。 よみがえること。 蘇生(ソセイ)。(3)役に立たなくなった物を再び役立つようにすること。XVIIIこうせい【校正】(1)くらべ合わせて, 文字の誤りを正すこと。 きょうせい。(2)校正刷りと原稿とを照合するなどして文字や内容の誤りを正し, 体裁を整えること。 版下や原画との照合についてもいう。XIXこうせい【構成】(1)いくつかの要素を組み立てて一つのまとまりあるものにすること。 また, その組み立て。「社会を~する一員」
(2)〔哲〕〔construction〕経験によらずに概念・形式・イメージなどを操作することで対象を組み立てること。XXこうせい【江西】(1)中国, 長江中流の南にある省。 北部に鄱陽湖(ハヨウコ)がある。 タングステン・モリブデン・石炭など地下資源が豊富。 省都, 南昌。 別名, 贛(カン)。 チアンシー。(2)大河, 特に長江の西の地。XXIこうせい【江青】(1914-1991) 中国の政治家。 初め上海新劇界で活躍, のち共産党に入党。 1939年毛沢東と結婚。 文化大革命で活躍。 69年政治局委員。 76年失脚。 チアン=チン。XXIIこうせい【甲西】滋賀県南東部, 甲賀郡の町。 野洲川中流域を占め, 湖南工業団地がある。XXIIIこうせい【硬性】かたい性質。⇔ 軟性XXIVこうせい【興盛】盛んになること。XXVこうせい【薨逝】「薨去(コウキヨ)」に同じ。XXVI「左遷の恨に沈んで~し給ひぬ/太平記 12」
こうせい【行星】惑星の中国名。XXVIIこうせい【鋼製】鋼鉄でできていること。XXVIII「~の車両」
こうせい【高声】高く大きな声。 大声。 こうしょう。「~に語るもの, 笑ふもの/門(漱石)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.